香月泰男 Kazuki Yasuo

敗戦後のシベリア抑留体験をもとに制作された代表作「シベリア・シリーズ」。

独特のマチエールで表現された戦争の凄惨さや絶望感、苦境にあって輝く魂の光芒は、

立ち尽くすほどの美しさを作品の内にたたえている。

また身近な自然を温かな目線で描いた石版画や萩焼の絵付皿、陶器も数多く制作した。

山口県を代表する作家。


所蔵美術館[香月泰男美術館] [山口県立美術館]


GALLERY

「母子」
油彩 20.5×15.0cm
「朝陽」
油彩 20.0×15.4cm
「空」
紙・油彩 8号
「菊花」
油彩 4号

HISTORY

1911 山口県大津郡三隅村久原生まれ
1929 18歳 東京の川端画学校に通う
1931 20歳 東京美術学校西洋画科に入学。藤島武二教室に通う
1936

25歳

東京美術学校卒業
北海道庁立倶知安中学校の美術教師として赴任する
1938 27歳 山口県立下関高等女学校(現・山口県立下関南高等学校)教諭に転任
1943 32歳 戦地招集。ハイラルで軍隊生活を送る。従軍中、常に絵具箱を持ち歩いた。
1945 34歳 敗戦後シベリアに抑留、1年半に渡り強制労働を課され、飢えと寒さと過労という極限状態を経験。
1947 36歳 帰国
1948 37歳 山口県立深川高等女学校(現・山口県立大津緑洋高等学校)に転任
1949

38歳

サロン・ド・プランタン賞受賞
フォルム画廊にて第一回個展を開く
1952 41歳 この頃から萩焼の絵付作品の制作が始まる
1956 45歳 日本美術家連盟基金として初めて石版画「猫柳」を制作する
1957 46歳 ヨーロッパ外遊後、「シベリア・シリーズ」を次々と発表。
1960 49歳 山口県立大津高等学校を依願退職。画家活動に専念する
1969 58歳 第一回日本芸術大賞を受賞
1974 62歳 逝去。勲三等瑞宝章が追贈される
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